半導体関連事業

人類が手に入れた仮想領域を拡張する。 人類が手に入れた仮想領域を拡張する。

半導体とは?

エッチング加工されたウェーハ
エッチング加工されたウェーハ

半導体とは?

半導体と言う言葉は、電気を通す導体と通さない絶縁体の中間の性質を持つ物質の事を差します。トランジスタなどの半導体を利用した電子部品を半導体素子と言い、トランジスタやコンデンサなどを基盤にまとめたものをIC(集積回路)と言います。このICチップを総称したものを半導体と呼ぶ事もあります。
半導体は多くの電化製品や社会インフラで使用されており、家電、自動車、先端医療、交通、通信をはじめ、生活になくてはならない存在です。
歴史は1874年の整流器(AC-DCコンバータ)にまで遡り、1947年に米国・ベル研究所でバーディーン、ブラッテンらによって点接触型トランジスタが発明された事で広がって行きました。その後、ICはLSI(大規模集積回路)、ULSI(素子集積度が1000万個超)と高機能化・多機能化が進み、現在のパソコンやスマートフォンの発明へと繋がります。

シリコンの単結晶
シリコンの単結晶

半導体は99.999999999%の
高純度シリコン製

この半導体に最も多く使われる素材がケイ素(元素記号Si)、つまりシリコンで、地球上で酸素の次に多い元素です。しかし、自然界のシリコンは酸素やアルミニウムと結びついており、半導体に必要な純度は99.999999999%(イレブンナイン)と言う超高純度の単結晶構造が必要なため、元素抽出に高精度な精錬が必要となります。
また、この高純度シリコンの中に不純物を入れる事で電子が制御出来るようになります。リン(P)やヒ素(As)を添加するものをn型半導体、ホウ素(B)を添加するものをp型半導体と言い、それぞれ性質が異なります。
弊社が製造に関わる製品は主にNAND型フラッシュメモリーで、n型半導体やp型半導体を組み合わせる事で製造されます。

半導体の製造工程

半導体の製造工程

弊社の半導体関連業務

エッチング:エッチングで不要な酸化膜・レジストを除去

半導体製造装置の
洗浄・メンテナンス・立ち上げ

半導体の製造自体は工程のほとんどを半導体製造装置が行います。従って、主な業務内容はこの製造装置の操作を行っており、製造装置の操作、洗浄、クリーニングなどを行います。
また、極めて最先端技術を使用するため、製造メーカーによってハード面でもソフト面でも頻繁にマシンがアップデートされる他、故障も頻発します。そのため、製造装置のバージョンアップ、トラブルシューティングも大きな業務の一つとなります。
弊社では主にウェーハのエッチング工程(上記工程図で言う半導体製造工程の2番)に関わる作業・メンテナンスを行っており、半導体製造の一翼を担っております。

半導体製造装置の立ち上げ業務 - 半導体製造装置を新規に設置・調整する業務です。
半導体製造装置の定期洗浄業務 - 稼働中の半導体製造装置の洗浄・クリーニングを行う業務です。※主にチャンバー
半導体製造装置の保守メンテナンス業務 - 稼働中の半導体製造装置のメンテナンスを行う業務です。※主にチャンバー
クリーンルーム

CE(カスタマーエンジニア)紹介制度

弊社は半導体製造装置等のサービスエンジニアを半導体製造企業への業務委託・派遣と言う形で製造に携わっていますが、優秀なエンジニアを委託先・派遣先へ紹介する制度がございます。社員側から見れば一介のCE(カスタマーエンジニア)として終わるのではなく、キャリアアップ・ステップアップが出来る可能性がある事で労働のモチベーションとなり、企業側から見てもエンジニアの確保に繋がります。
優秀なエンジニアに関しては半年単位で打診を行っており、既に六名の正式採用(※2019年6月現在)となっています。